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2008年4月

2008年4月21日 (月)

やっと見つかった

 最近、探している本がやっと見つかった。とは、いっても
別段、本屋で探していたわけではない。自分の部屋で、だ。
 わざわざ言うことではないし、こんなことを書けば、大概、
想像できるだろうけど、僕の部屋は汚い。というか、僕の
名誉のためにいうと物があふれていて、どうしようも片付かない。
テレビとかで収納の名人が来て、リビングなどをとても
綺麗にしているのを見るけど、僕の部屋はたぶん、お手上げ
だろうな、と一人でほくそえむのも隠れた楽しみのひとつ。
まぁ、そんなことはかんけいないんだけども。
 そんな部屋でここ、一ヶ月ほど探していたのが
 ロマン・ロラン著「ベートーヴェンの生涯」(岩波文庫)
小さいからすぐにいなくなってしまう。
この前、モーツァルトのハフナーについて、ちらりと書いた
けども、考え直すきっかけとなったCDが
 クルト・ザンデルリンク指揮
シュターツカペレ・ドレスデン演奏
の、日本ライブ盤。
ドイツ音楽はこうやるんだ、という見本みたいな演奏で、
偉そうにハフナーはなぁ、上品すぎるんだよなぁと言って
いた人間が、さっさといや、いい曲ですと言ってしまった。
これについては、前回のブログを参照してください。
で、ハフナーの後に入っていたのが、ベト8。
何回か話題に取り上げているけども、僕はやっぱりこの交響曲が、
ベートーヴェンの中でもとりわけ好む。
ただ、好んでいるだけではなく、名著といわれるような本で、
賞賛されていたら嬉しいな、心強いなと思い、探していたのです。
やっと見つかりましたよ。まさか、あんなところにあるなんて…。
で、早速引用します。
「悲劇がふざけと溶け合い、勇士ヘラクレスのような力強さが
幼な児の無邪気な遊戯と軽やかな気まぐれとに溶け合っている」
どうです?ちょいと意味が分かりにくいやもしれませんが、
よく読んでみると、この交響曲には5つのものが表現されている
と書いてあります。
悲劇、ふざけ、力強さ、無邪気な遊戯、軽やかな気まぐれ
ほとんど音楽に求められるものほとんどだと思いませんか?
ふざけは喜劇に通じるものがあるし、
力強さは音や構造に圧倒される
無邪気な遊戯、軽やかな気まぐれは実は力強さを支える大切な
要因です。これらがなければかなり重いと思わざるを得ない。
しかもロマン・ロランはこの特徴は、ベートーヴェンに当てはまる
と指摘している。この指摘に従えば、ベートーヴェン自身を
表現した音楽が、交響曲第8番ということになります。
たとえ、ちびでも、貧乏でも、かっこ悪くても、耳が聞こえなくても、
女に振られても、
これだけのものを残せれば良いなと一瞬でも考えてしまう。
そしてこれだけの賛辞を得られれば、芸術家冥利に尽きるのではないか。
とはいえ、やっぱり背は高くて、お金持ちでかっこよいのにも
憧れてしまうけども。
最後のたとえ、の後につなげた5つの言葉は、
最近読んだ丸谷才一の随筆集「青い雨傘」(文春文庫)に引用されていた
谷川俊太郎の詩をちょいとパクッてみた。
実際はこんな書き方じゃないけども、
にやりとさせられる面白い詩です。
そのあとでハッと考えさせられてしまうところもあったりしますが。
それについては丸谷才一が解説をしてくれています。
丸谷才一の文章も含蓄があって、楽しめます。
ロマン・ロランから離れてしまったけども、
文章を通じて読む音楽というのも、乙なものですな。

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2008年4月 8日 (火)

苦手だったけど

 苦手な曲は誰にもあると思う。
 僕の場合は、モーツァルトのハフナー交響曲とラフマニノフの
交響曲第2番。ガイドブック等を開けば、どちらも名曲と記されている。
ラフマニノフはたぶん、まだしばらくは受け付けられない。
いわゆるロマンティックなメロディが盛りだくさんですぐに食傷してしまう。
押し売りをされているといった感覚にもなってしまう。
残念だけど、しょうがない。自分の器と合わないのだから。
時間がたって、器が変わるのをとりあえず待っている状態。

 さて、モーツァルトである。ハフナー交響曲。第35番。
モーツァルトの父レオポルドの友人ではったハフナー侯爵
の息子が爵位を授与されたため、そのお祝いの曲として
作られたもの。とはいってもこのとき作られた曲は、
セレナードといって、貴族の会食やピクニック、祝典で演奏される
BGMだった。ウィーンで交響曲を演奏しなくてはいけなく
なったモーツァルトが、このセレナードのメヌエットとマーチの
楽章を削って交響曲に仕立てた。
 と、曲の概要はこんな感じだけども、何が苦手か。
曲の出だしからあまりにも貴族的、高貴的すぎて小市民の
自分にはほとんど合わない。初めて聴いたときから、この
考えに捉われていた。
 しかし、よくよく聴いてみると、確かに表面的には貴族の
匂いがぷんぷんしているけども、それだけではない何かが
ある。そう思うようになってきた。例えば出だし。こんなに
見事に仕上がっている曲ってない。オクターブの跳躍を
するだけでこの曲の方向性を見せてもらってしまったように
さえ思える。あとは、この中を音階や、分散していくだけで、
作り上げている。これって、すごい。と感心感激をしてしまったのです。
その後に続く追いかけっこ。この頃、バッハの研究をしたと
僕のCDの解説には書いてあるけど、それがこれかしら。
たぶん、4楽章にそれが出てきているようにも思える。
と、スコアを持ってなく、CDを聴いて書いているだけだから、
詳しいことは書くことはできないけども、ふと聴いてみようと
思ったときにいろいろな発見があった。
この交響曲が作られたのは1783年。ちなみに41番ジュピターは1788年。
モーツァルトにとっては晩年に差し掛かった年代といえる。

新年度から音楽以外についても書いていこうと思ったのだけど、
前回、そんな宣言もしてしまったのだけど、
それはまた次回にしてみたいと思う。

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2008年4月 1日 (火)

新年度ということで

 雨が降ったり、風が強かったり。暖かいと思えば、寒くなる。
春ってこんな季節だっけと思うけども、毎年、同じような
ことを思っているなと北風にさらされながら、考える次第です。

これまで、このブログでは、クラシック音楽についてのみ
記載をしてきたけども、新たな新年度を迎えるにあたって
それ以外についても、記述をしていってみようかなとふと、
思いました。というのも、音楽は聴くことで、いろいろなものを
思い浮かべることが出来る。音楽を体験する意味のひとつだと
思っているのですが、他の体験をすることで、そこに音楽を
感じることもあるのではないかと思ったりもするわけです。
旅行で見たり聞いたりしたことが、音楽の新たな一面を
見つけるきっかけにもなるのかもしれない。ただ、それが
毎回続くとは限らないのですが…。
そこで、音楽に関し自分の考えをただ、牛のヨダレみたいに
ダラダラ書くのではなく、もう少し、自分の生活に根付いた
音楽を書いてみたいなと思うのです。まぁ、どんな感じになるか
わかりませんが、とりあえずやってみたいと思います。
そんなわけで、これからも宜しくお願いいたします。

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